最近では季節に関係なく、大気の状態が不安定になり、集中的に豪雨になることが多くあります。
そんな時には発生するのがカミナリ。
建物の中にいると、「カミナリが鳴っているな。」ぐらいで、あまり意識することがないかもしれませんね。
もちろんカミナリが家を直撃したときは、火災や家電製品が故障したり、家屋内でも感電の危険性があるのは知っているかもしれません。
しかし、カミナリが家に直撃しなくても、落雷の影響で家電製品が故障する被害って意外と多いんです。
この前のカミナリで、インターネットのルータが故障しちゃった。
家に落ちたわけでもないのに、こんなことってあるんだね。
家に直接カミナリが落ちなくても、家電製品に影響が出て、故障することがあるだよ。
結論からいうと、カミナリによる家電の故障を防止するためには、「雷ガード付きタップ」を使うのが一番手っ取り早く、コストや手間を含めた被害を最小に抑えることができます。
この記事では、カミナリがどういった家電に影響を及ぼすかということと、その対策について解説します。
カミナリが原因で家電が故障する理由とは
我が家では、落雷の影響でルーターとモデムが故障し、インターネットに接続できなくなる被害にあってしまいました。
同じタイミングで、エコキュートのモニターも故障し、表示されなくなってしまいました。
この家に住んで既に約10年。
今まで何度となく雷雨はありましたが、カミナリが原因で家電が故障したことはありませんでした。
そのことを考えると、雷雨で家電が故障するのは万が一の確率なのかもしれません。
それでも、いったん故障してしまうと、代替品を準備したり、修理するのに手間がかかってしまいますよね。
カミナリは、非常に電力が強く、近隣に落ちただけでも周囲の地面や電線に大きな電圧や電流が流れ込むんです。
これを『雷サージ』と言います。
この高電圧の電流が家屋内にも流れ込み、家電を故障させるのです。
電圧の変化による故障は、基盤が多く使われているパソコンやIT機器などの精密機械に多く発生します。
基盤内の回路は、非常に細かく設計されているので、高電圧によって、回路同士がショートを起こしてしまうのです。
精密機器の他にもエアコンの故障も多く報告されています。
夏場、エアコンが故障してしまうと困ってしまいますよね。
高額機器の故障が多く、被害も高額になる傾向にあります。
あらかじめの対策が重要
家電が故障してからでは、修理や買い替えの手間や費用がかかってしまいます。
そうならないためにも、普段からの対策が重要なんです。
雷注意報が出たらコンセントを抜いておく
対策として一番経済的でシンプルな方法は、雷注意報がでたら家電製品のコンセントを抜いておくことです。
こうすれば雷サージの影響を受けないので、家電が故障するおそれはなくなります。
しかし、夏場などの雷が多い季節に、注意報が出るたびにコンセントを抜くことは、非現実的な対策と言わざるを得ません。
雷ガード付きのタップを活用する
そこで、対策にもっとも効果的なのは「雷ガード」付きのタップを使用する方法です。
このタップは、内蔵された低減素子が雷サージを低減し、危機を守ってくれます。
若干、普通のタップより高いですが、危機の故障や買い替えの手間を考えると、費用対効果は高いです。
我が家では、すべての精密機器の電源に、このタップを取り付けています。
雷が鳴っていても安心してIT機器を使用できるので、おススメです。
バックアップを取っておく
パソコンやデジタルカメラなどの記憶装置が内蔵されている機器は、故障してしまうと保存されていたデータを復元するのが困難になってしまいます。
そのため、こまめなバックアップをしておくことをお勧めします。
雷で家電製品が故障してしまったら、火災保険を確認しよう!
もしカミナリの影響で家電製品が故障してしまった場合は、加入している火災保険を確認してみてください。
加入状況によりますが、家財保障が付いていれば、修理費用や代替品の購入費用が保障されます。
ただ、保険請求には手間がかかりますし、時間もかかります。
壊れてからの対応ではなく、あらかじめの対策を取っておくことをお勧めします。
まとめ:カミナリ対策は専用タップを使おう
カミナリが原因でいったん危機が故障してしまうと、買い替えですら多くの手間と費用が掛かります。
こういった負担をあらかじめ防止するためには、一番効果的なのが「雷ガード付きタップ」を使用することです。
費用が掛かるため、すべての家電に取り付けるのは、コストパフォーマンスの面で効果的ではありません。
そのため、高額で精密な家電製品の電源にだけ取り付けるのが、おすすめです。
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