語学習得の希望者は必見!英語が苦手だった学生が通訳になるまでの実話

自己紹介
かるなだ
かるなだ

私は、メインの仕事の他に英語通訳をしています。TOEICスコアは895点です。
英語の勉強法など、ためになる情報をお伝えしたいと思います。

この記事が参考になる方
  • これから英語力を身につけたいと思っている人
  • 英語が苦手で、どうにかしたいと悩んでいる人
  • 使える英語力を身につけたいと考えている人

今回は、私が英語の苦手な学生時代から、通訳になるまでの全記録です。

英語が話せるようになった過程を伝えることで、今後、英語力を上達させたいと思っている人の参考になればと思います。

結論から言うと、「いつからでも実用的な英語を身につけられる」ということです。

正確に言うと、「いつからでも実用的な英語を身につけられる時代になった」と言えます。

では、私の経験を踏まえて説明していきます。

英語コンプレックスの塊だった高校生時代

私は、地元にある中の中レベルの普通の公立高校に在籍していました。

入学当初から進学するなら理系と決めていたくらいなので、科学と数学は得意でしたが、どこの大学受験でも必須科目になる英語は苦手でした。

そんな状態だったので、在学中は「何とか英語で点が取れるようにならなくちゃ。」と思っていました。

そんな時です。
1年間休学して、イギリスに留学していた同級生が、外国人講師と英語で楽しそうに会話をしているのを、たまたま見かけたのです。

その時の気持ちは、まるでカミナリに打たれたような衝撃でした。

かるなだ
かるなだ

同じ高校の同級生なのに、1年留学したくらいでこんなにも大きな差が開いてしまうなんて、思ってもみませんでした。

年の近い私の兄弟が、高校の夏休みに語学留学に行かせてもらっていたことがありました。

でも、私は、留学しようとする気持ちすら持ったことがありません。

そのことについて後悔をしましたが、受験時期が近かったこともあり、高校在学中の留学は諦めることにしました。

結局、苦手な英語をなかなか克服できず、一年浪人したにもかかわらず、ほとんどの人に「その大学、どこにあるの?」って言われるくらいマイナーな大学の理系学部に進学しました。

この時が、英語に関する1回目の挫折です。

留学を断念した大学生時代

飛行機
Holger DetjeによるPixabayからの画像



大学生になり、夏休みを目前にした時期に、両親に「語学留学をしたい」と言ったことがありました。

その時の両親とのやりとりは、こんな感じでした。

かるなだ
かるなだ

今後の就職や将来のために語学力を付けたいから、留学したい。

父

そんなに留学がしたいなら、働いてから自分で稼いだお金で行け。

と一蹴されてしまいました。

兄弟は、高校時代にホームステイをして1か月間の留学をしたのに、不公平だと言うと、「兄は、学校行事だから仕方なく行かせた。」と言われ、何も言えなくなってしまいました。

いま、当時のことを考えてみると、我が家は、そんなに家計の余裕がなかったのかもしれません。

仕方なく在学中の留学も諦め、参考書を使った独学で英語を勉強しつつ、留学のためのアルバイト代をコツコツと貯金する生活を送ることになりました。

このときが2回目の英語に関する挫折です。

しかし、この時、父に言われた言葉が的を射ていたことは、後々、わかることになりました。

会社員になり留学のために倹約生活

お金とジャガイモを計っている
Steve BuissinneによるPixabayからの画像



大学4年生になり、就職活動を少しでも有利に進めるため、多くの人が受験していたTOEICを初めて受けてみることにしました

その結果は、悲惨としか言いようのない350点

あまりのショックに、履歴書に書くかどうするか悩んだ末、せっかく受験したんだからということで書くことにしました。

今になって思うと、350点では「英語はできません」と言っているのと同じ意味なので、書くべきではなかったと後悔しています。

大学卒業後に入社した会社については、当初から3年間だけ働いて、留学費用を貯めることだけを目標にしてきました。

そして、その間、仕事のかたわら英文法の参考書や英検の問題集を使ったりして、勉強を積み重ねましたが、結局、目標としていた英検準1級には受かることができませんでした。

留学費用については、常に高い貯蓄率を意識していたため、3年後には150万円の資金を貯めることができたので、念願の留学をするため、会社を退職したのです。

かるなだ
かるなだ

目的がしっかりしていると、日々の倹約がそれほど苦にならないものだと気付きました。

このときは、ついに自分の夢が叶う日がやってくると、興奮が収まりませんでした。

カナダへのワーキングホリデー

ウェイター
motointermediaによるPixabayからの画像

就学ビザでしっかりと現地の大学入学を目指すことも考えました。

しかし、資金が全然足りなかったので、結局、ワーキングホリデー制度を使って、1年間、カナダに行くことにしました。

ワーキングホリデーというのは、期間の制約がありますが、学校に行くこともできるし働くこともできるビザです。

カナダを選んだ理由
  • 世界の中心であるアメリカ英語の発音に近いこと
  • 語学学校が多く、留学生にとって勉強しやすい環境であること
  • 移民が多く、外国人に寛容な国民性であること
  • 治安が良く、安心して住めること
  • 魅力的な自然や歴史的な遺産が多く、観光も楽しめること

一言で言うなら、1年間のカナダでの生活は、これまでの人生で最高の1年間でした。



現地の語学学校に通っていたので、語学力もグングン上達することができました。
何より世界中から来ていた人たちと友達になることができ、一緒に旅行に行ったり、バーベキューなどのイベントをしたりして過ごすことが、今までにない新しい経験にすることができました。

そして、この留学で感じたことは、大学生で留学に来た人よりも、一度社会人になってから来た人の方が、英語力を上げるということに対しての情熱が格段に上だということです。

もちろん大学生でも目的意識をもって、しっかり勉強している人もいました。
しかし、多くの大学生が、夏休みの延長として、休みを満喫しに来ているという印象でした。

社会人経験者の多くは、貯めてきたお金の重みをよく知っているからこそ、必死になって勉強していました。

私も、会社を辞めてまで留学に来たのだから、帰国後の就職のときに、留学で得たものをアピールできなければ、「マイナス評価になるのは間違いない」というプレッシャーもあって、大学受験生以上に勉強していました。

このとき、父に言われた、「留学したいなら、自分で働いた金で行け」という言葉の真の意味を理解することができました。

帰国直前に現地で受けたTOEICでは、820点を獲得することができました。

更に磨きをかける

勉強
StockSnapによるPixabayからの画像

帰国後、現在の法律系の会社に就職し、TOEICのスコアや留学歴が評価され、少しずつ英語に携わる業務を任せられるようになってきました。

その間も、当時、駅前留学で人気のあったNOVAに通って、向学心をもって勉強していたのですが、授業料を払い込んだ直後に経営破綻。

その前後から知名度が上がってきたレアジョブでレッスンを受け始めるようになりました。

その後、業界で使うような英語力が身についてきたので、社内試験を合格し、通訳としても業務するようになったのです。

そして入社5年目のある日、上司から海外研修の候補として推薦されました。
しかし、条件は直近のTOEICのスコアが760点以上であること。

かるなだ
かるなだ

レアジョブで英語にも触れ続けていたし、この頃は、760点はとれると思っていました。

しかし、結果は680点。

想像した以上に悪い点数で、かなりショックを受けたし、海外研修の機会も逃してしまいました。

それからしばらくは、TOEICの勉強はせず、会話を楽しむことだけを追求してきました。

そして、再度チャンスは巡ってきました。

今度は、3年間の海外赴任の候補として名前が挙がったのです。

かるなだ
かるなだ

昔から海外で仕事をするのが夢だったので、このチャンスは絶対に逃したくないと思いましたね。

海外赴任の条件は、TOEICスコアが800点以上ということで、今回は入念にTOEIC対策の勉強法を研究しました。

その結果、TOEICスコア895点を取れるまでに英語力を上げることができました。

その時の勉強法については、次の記事でまとめていますので、参考にしてください。

無事、海外赴任の条件をクリアしたのですが、そこで発生したのが新型コロナによる海外渡航の禁止です。

感染拡大中の海外に家族を連れていくことの影響を考え、結局、海外赴任を辞退することにし、現在に至っています。

過去を振り返って思うこと

ここまで、私の過去を書いてきましたが、言いたいことはただ一つです。

社会人になっても、いつになっても英語力を上げることはできるということです。

学生時代に勉強してこなかったから、もう遅いというのは、事実ではありません。

いつからでも英語力を上げることはできます。

私は、留学経験もあるので一気に語学力を伸ばすことができましたが、今では手軽に使えるアプリやオンライン英会話サービスもあるので、留学しなくても語学力を伸ばすことはできます

今までの経験を通じて、無駄のない効率のいい英語勉強法を伝えていきます。



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