私は、メインの仕事の他に英語通訳をしています。TOEICスコアは895点です。
英語の勉強法など、「ため」になる情報をお伝えしたいと思います。
英会話のレアジョブといえば、オンライン英会話の先駆けといえる存在です。
私は、NOVAの経営破綻のあおりを受けてしまい、支払った受講料が戻ってこない被害を受けてしまいました。
しかも、受講したい時間帯に全然予約が取れないという有様でした。
そこで、入会したのがレアジョブです。
今回は、私が長年レアジョブを通じての感想をまとめています。
加入を検討している人の判断材料になれば幸いです。
一つ付け加えておきますが、私は、レアジョブはとてもいいオンライン英会話だと思っています。
下記で、デメリットも記載していますが、それを上回るメリットがあるからです。
現在、無料体験もできるので、まず公式ページを見てみたいという方は、こちらからどうぞ。
レアジョブってなに?
レアジョブとは、インターネット経由で英会話学習ができるオンライン英会話教室です。
オンライン英会話の先駆けで、レアジョブが成功したのを契機に他のオンライン英会話教室ができたといえるくらい、有名な英会話サービスです。
しかも、多くの企業も社内教育に採用していて、信用もあります。
NOVAのように突然の経営破綻が起こる可能性は少ないのではないかと思われます。
レアジョブのメリット&デメリット
レアジョブの特徴として、私が感じたのは以下のとおりです。
それでは、個別に解説します。
3つのメリット
レッスンの予約が取りやすい
はっきり言って、レッスンの予約はとっても取りやすいです。
以前は、週末の夜などの多くの人が受講するであろう時間帯は、全然予約を取ることができませんでした。
しかし、ここ数年は、レアジョブの企業努力のたまものでしょうか、予約が取れないということは、ほとんどありません。
つまり、「英語をやろう!」と思ったときに、レッスンを受けられ、やる気を削がれることがないということです。
これは、勉強のモチベーションを維持するためには大切です。
大きな利点と考えていいのではないでしょうか。
レッスンが納得いかない場合は、レッスンチケットがもらえる
もちろん講師も人です。全員が受講生の納得のいく内容のレッスンをしてくれないこともあります。
そんな不満を解消してくれるのが、この制度です。
次のような場合などで、レッスンが不満だった場合、もう一度レッスンの受け直しができるレッスンチケットがもらえます。
ここまでひどくなくても、満足度は人それぞれですので、レッスン内容が不満であれば、それだけで振替のレッスンチケットをもらうことができます。
でも、多くの振替チケットをもらうことを目的にして、不満がないのに「不満」と評価して、振替チケットを貰うことはやめましょう。
講師の評価を下げ、給料を下げてしまうことになりかねません。
なにより、不満もないのに振替チケットを貰い続けている人がいたら、この制度自体が存続できなくなり、全体的に不利益になってしまうからです。
講師は全員フィリピン人
私の偏見かもしれませんが、フィリピン人は同じアジア人ということもあり、日本人に対して好意的に接してくれます。
しかもホスピタリティの精神にあふれているので、とても親切だし、話の共通点も多いので雑談に困ることはないと思います。
英語の発音は、人によるところが大きいですが、アメリカ英語に近い発音なので、聞き取りやすいです。
講師選びのポイント
講師は、男女ともにかなりの数が揃っていますし、年齢層も広いので、自分に合った講師を選ぶことができます。
私のおすすめ講師選びポイントは
・30歳代
・女性
・講師歴6か月以上3年以下
は必須で、空いている講師がいるのであれば「フィリピン大学在学・卒業」をオプションとして選択しています。
では、推奨条件のポイントを解説します。
講師選び4つのポイント、理由は・・・
30歳代であること!
理由は、話題の幅が広いからです。
フィリピンのお国柄として、30歳代になるとほとんどの人が結婚をして家庭を持っていていて、子どもが数人いる人も大勢います。
それでいて、年代的にも若いので、映画や音楽などの趣味にも積極的で、社会人として社会情勢にも興味を持っているので、どんな話題を振っても上手く話を誘導してくれます。
女性であること!
これは人によって好みが分かれるところかもしれませんが、私は積極的に女性を選んでいます。
理由は、男性を選んで嫌な経験をしたからです。
私の勘違いかもしれませんが、その男性講師は、会話の端々に「何で俺のレッスンを選んだの??」って雰囲気を出してきていました。
最初は、その講師だけかと思ったのですが、他の男性講師も同じような態度だったので、以降、男性講師は選んでいません。
しかし、実際のビジネスシーンや社会生活では、当然、男の人とも話す機会は多いです。
男性的な英語にも触れるためにも、3回に1回など、ある程度の頻度を決めて男性講師を選択することは必要かもしれません。
講師歴が6か月以上3年以下であること
講師として採用されるためには、しっかりした研修が行われているようです。
しかし、講師歴によって、教え方の上手下手は明らかに違ってきます。
語学学校の講師歴があるため、最初から4番バッターのように、素晴らしい講義をしてくれる講師もいますが、めったにいません。
そういったことを前提で講師を選ぶなら、6か月以上の経歴がある講師が無難です。
半年も講師歴があれば、講義の進め方も慣れてくるでしょうし、雑談に応じる余裕も出てくるからです。
入社半年の新人さんのレッスンって、頼りないですよね。
新人特有のフレッシュさがいいって言う人もいますが、私はプロフェッショナルな講義を期待しています。
反対に、3年以上の講師歴がある講師は、私は選びません。
当然、全員ではないと思いますが、惰性で講師を続けていて、熱意を感じない人が多いからです。
フィリピン大学在学・卒業生がいたら選ぶ価値あり
レアジョブは、私が入会した当初は、「全員がフィリピン大学在学・卒業生」を売りにしていました。
フィリピン大学というのは、日本の東京大学に該当する最高学府ということです。
講師陣は、教養に優れていて、英語も流暢で堪能であり、まさにいい講師陣が大勢いました。
しかし、レアジョブの会員数が激増したからでしょう。
必要なフィリピン大学在学・卒業生が集まらなかったようで、次第に「フィリピン大学」というのは、講師選択のオプションになってきました。
当初は、私もフィリピン大学の方だけを選択して受講していいたのですが、そういった講師の予約が取れなくなってきたため、他大学の方に講師をお願いしました。
結論は、フィリピン大学の学生でなくても、「全然、遜色ない」。
全く問題ありませんでした。
ですので、「フィリピン大学出身の講師がいたら、選ぶ」程度の感覚で十分だと思います。
6つのデメリット
次に、レアジョブに関して、個人的に感じているデメリットについて解説します。
講師のスキルに大きな差がある
これについては、普通の学校の先生についても同じなのですが、講師の英語スキルに大きな差があります。
確かに講師だけあって、日常的に英語に触れ、流ちょうに話せるのですが、言い回しが稚拙な講師が、たまに見受けられます。
そして、教える熱意についても、講師それぞれです。
人が教えることだけに仕方がないことだと思いますが、そういった自分に合わない講師については非表示にすることで対応が可能です。
そして、レッスンごとに満足度を登録できるので、そこで感じたことをレアジョブ側に伝えることもできます。
人気講師はすぐ辞める!?
いままでに何人かのスーパー講師(勝手に名付けたものです)に巡り合ったことがあります。
間違いを指摘するタイミングや、アドバイスが非常にうまく、記憶に残りやすくしてくれるのです。
そういう講師には、連続してレッスンの予約を入れるのですが、他の生徒もだんだん気付くらしく、予約を入れるのが難しくなってきます。
そしてある日、予約リストからいなくなりました。
当時は、スカイプという通話ソフトを通じてレッスンをやっていて、後日、たまたまその講師とスカイプで話す機会があったのですが、どうやら別の語学教室に引き抜かれたようでした。
やはり、他にも同じケースがあり、気に入った講師がいなくなることがあるので、そのたびに新しい講師が自分に合うかどうかを試していかなければならない難しさはあると思います。
世界中の英語発音には触れられない
すでに説明している通り、レアジョブの講師は、全員フィリピン人です。
英語の発音やイントネーションは、アメリカ英語と似ているので、非常に聞きやすく理解もしやすいです。
しかし、英語が話されているのは、アメリカやフィリピンだけではありません。
実際に旅行やビジネスシーンでは、イギリスやオーストラリア、アフリカの人とも話すことになります。
レアジョブでは、そういった独特のイントネーションを持った英語には触れられません。
英語の初心者や学び直しをするためには、レアジョブの講師陣は適しています。
しかし、上級者やビジネス目的の人には、レアジョブでの英語だけでは実用的ではないといえます。
受講時間が限られている
レアジョブで、レッスンが受けられるのは、土日などの曜日は関係なく
午前6時から翌午前0時30分まで
となっています。
まぁ、普通に昼間の生活を送っている人だったら、これだけの時間で十分かもしれません。
しかし、出勤が極端に早い人や帰宅が遅い人にとっては、この時間帯だけでは短いと思うでしょう。
自分のライフスタイルにとって、レアジョブの受講時間でも対応可能か検討する必要があります。
料金がどんどん高くなる
私が現在受講しているのは、「日常英会話コース週末プラン」というコースです。
このコースは、月会費3,000円で、金、土、日曜日にそれぞれ1レッスンずつ受けることができるものです。
つまり、月3,000円で12回レッスンが受けられ、1レッスンあたり250円で受けられたのです。
現在、料金表には表示されていないコースになります。
私が入会した当初にあったコースで、特権として現在でも引き続き使えていましたが、2021年6月で完全に終了となります。
今後は似たようなコースとして、日常英会話コースの
・毎日25分(6,380円/月)・・・212円/回(30日受講した場合)
・月8回(4,620円/月)・・・557円/回
のいずれかを選ぶことになります。
今回のような値上げは、過去にもありましたし、今後も十分に予想されます。
なぜならフィリピンの物価も上昇し、それに伴い、いい講師を確保するためには、給料を上げる必要があるからです。
ですから、月会費が上がるのは必然です。
しかし、ただ、漫然と値上げを受け入れるのではなく、常に他のオンライン英会話との比較をしつつ、継続するかを判断する賢さが求められます。
ビジネス英会話コースは割高のわりにメリットが少ない
レアジョブのコースは、基本的に
・日常英会話コース
・ビジネス英会話コース
に分かれています。(中学・高校生コースについては、割愛します)
私は、どちらも受講したことありますが、個人的には日常英会話コースで十分だと感じました。
理由は、
・日常英会話コースの教材でも、ディスカッションの力は伸ばせる
・ビジネスシーンは業種によって大きく異なる
からです。
そして、ビジネス英会話コースの方が、割高になっていることも考慮すると、日常英会話コースを自分の職種に合わせてアレンジして使っていく方が、効率がいいと思います。
もし、自分の業種特有のビジネスシーンでの会話の言い回しなどを知りたければ、「フリートーク」を選択すれば、聞きたいことを聞くことができますので、活用してみることをお勧めします。
レアジョブが向いている人
ここまでにまとめたメリット・デメリットを踏まえて、レアジョブに向いている人はズバリ
・英語の学び直しをしたい人
・アメリカ英語のイントネーションをメインに英語に触れたい人
・講義時間中に確実に受講できる規則正しい生活をしている人
です。
レアジョブは、多くのオンライン英会話のなかでも、画面構成やコースがシンプルなので、始めやすいと思います。
始めて見ようかと考えた際は、無料お試しだけでもやってみる価値があると思います。
講師裏話
私は、レッスン中に特定の教材を使わないフリートークを選択することがあります。
その際に、講師の採用方法だとか研修、給料などについて尋ねたことがありました。
その中で、多くの講師が言っていたこととして
・採用にはいろいろな審査があり、落ちてしまった友人も多く、誰でも講師になれるわけではない。
・採用後の研修制度がしっかりしていて、レッスンのやり方などを一から教え込まれる。
・受講生からの評価は、匿名として講師にフィードバックされ、給与に反映される。
といったものでした。
レアジョブとしても、レッスンの質を高める努力をしているといっていいでしょう。
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